属性

静的属性

クラスの属性。つまり、static。インライン属性でも関係による属性でもその属性に下線を引くことで表現する。

制約

制約はOCLや自然言語、プログラミング言語を使って、要素に義務づけられる制限事項を表現する。これらは必ず論理式として評価することができなくてはならない。通常、制約は対象となる要素の後の{}の中に記述することが多いが、ノートに記述して、対象の要素…

プロパティ

属性は、多重度に関するプロパティ以外にも追加情報のためのプロパティを持つことができる。 以下は、UMLで定義されている代表的なプロパティである。 readOnly 一度初期値を設定したら、変更不可能。UMLでは初期値を設定するタイミングについては未定義だが…

コレクション型

UMLでは、順序付けや一意性のプロパティの組み合わせから、UMLのコレクション型へのマッピングが定義されている。 コレクション型 順序付け(ordered) 一意性(unique) Bag False False OrderSet True True Set False True Sequence True False ただし、こ…

一意性

多重度が2以上の場合で属性の一意性が必要な場合、「unique」プロパティを{}内に記述することで指定することができる。 ただし、属性値はデフォルトで一意なので、uniqueの指定はなくても構わない。(明示的に表現したい場合には意味がある)また、重複した…

順序付け

多重度が2以上の場合、順序の指定が可能。属性の順序付けは「ordered」を{}に記述することで指定する。ordered指定のされた属性は、なんからのルールに従って順序付けをしなくてはならない。(属性型によって異なる) コメントで補足情報をつけてもOKデフォ…

属性の多重度

属性の多重度は、属性を所有するクラスがインスタンス化されるときに、その属性の型のインスタンスが何個作られるかを表現する。多重度を指定しない場合、暗黙的に多重度は1と見なされる。多重度の値は、[]の中に単一の整数(1以上でないと対象となる属性の…

派生属性

スラッシュ(/)は、その属性が派生属性(derived attribute)であることを表現する。派生属性はクラスに含まれる他の属性値などから計算したり、判断することが可能な属性であり、派生属性をクラス内の独立した属性として含む必要がないことを表している。…

関係による属性

関係の表記法で属性を表現可能。 インライン属性に比べてたくさんの情報を記述することが可能なため、属性の詳細を容易に表現することができる。具体的には、関連を使用して属性を含む側のクラスと、属性となる側のクラスとを実線でつなぐ。 この表記法の場…

インライン属性

クラス図の2番目の区画の中に直接属性を記述することが可能。(inlined attribute) インライン属性の表記法 可視性 / 名前 : 型 多重度 = デフォルト値 {プロパティ文字列 制約} 可視性 属性の可視性。「+」「-」「#」「~」 のいずれかで、それぞれpublic,…

属性

属性(attribute)とはクラスの詳細を表現するものである。 基本型でも他のオブジェクトでも構わない。属性は次の2種類の表記法を用いることができる。 インライン形式の表記法 クラス間の関係による表記法 さらに、多重度、一意性、順序付けなどの情報を付与…