UMLメタモデルの設計原則

UMLメタモデルの設計原則

UMLメタモデルの原則として以下の5項目が挙げられる。

  • モジュール化(Modularity)
  • 階層化(Layering)
  • 区画化(Partitioning)
  • 拡張性(Extensibility)
  • 再利用性(Peuse)
モジュール化(Modularity)
強疑集と疎結合の2つの原則により、構成要素をパッケージにグループ化し、特性をメタクラスに組織化する。
階層化(Layering)
2つの方法でUMLメタモデルに適用されている。
  1. パッケージは、メタ言語のコア構成要素を、それを使用する、より高いレベルの構成要素から分離するために階層化されている。
  2. 抽象化、特にインスタンス化を分離するために、4階層メタモデルアーキテクチャパターンが適用されている。
区画化(Partitioning)
同じ階層内において、概念による組織化をするために使用されている。インフラストラクチャライブラリの場合、現在、将来のメタモデリング標準に対応するため、きめ細かく区画されている。いっぽう、UMLの場合、パッケージ内の結合を強め、パッケージ缶の結合を緩めるため、区画化は荒削りである。
拡張性(Extensibility)
UMLは、2通りの方法で拡張することができる。
  1. プロファイルで方言を定義し、特定のプラットフォームやドメインに対応するようにUMLを拡張することができる。
  2. インフラストラクチャライブラリを再利用し、UML言語ファミリーの新たなメンバとなる言語を規定することができる。
再利用性(Peuse)
MOF(メタモデル・オブジェクト・ファシリティ)やCWM(コモン・ウェアハウス・メタモデル)のような、他のアーキテクチャ的に関係するメタモデルだけではなく、UMLメタモデルを定義するために再利用される、柔軟なメタモデルライブラリが提供される。