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OCLとは何か?

OCLとは何か? Object Constraint Languageの略。オブジェクト制約言語。 特徴 ソフトウェアのモデルを記述するためのモデリング言語の1つである。 UMLの追加機能(add-on)である。 OCLの式(expression)は、UMLで定義された型を使用している。 OCLで記述…

UMLメタモデルの設計原則

UMLメタモデルの設計原則 UMLメタモデルの原則として以下の5項目が挙げられる。 モジュール化(Modularity) 階層化(Layering) 区画化(Partitioning) 拡張性(Extensibility) 再利用性(Peuse) モジュール化(Modularity) 強疑集と疎結合の2つの原…

Core(コア)

Core(コア) 完全なメタモデル コア・パッケージは、再利用性が高い設計のされた、完全なメタモデルである。 コアを特化/インポートするもの UML、MOF、CWM、Profilesなどは、コアを特化、もしくは、インポートしている。 MDAの核心 共通コアは、MDA(モデ…

4層アーキテクチャ

4層アーキテクチャ 図に示すように、4つのメタレベル(レイヤー)がある。 M3(メタメタモデルレイヤー) 最上位のレイヤー。UML、CWMなどのメタモデルを定義するために使われている。 M2(メタモデルレイヤー) このレイヤーには、M3のインスタンスである…

インフラストラクチャライブラリーパッケージ

インフラストラクチャライブラリーパッケージ このパッケージに含まれるものは、図に示されているように、次の2つのパッケージである。 Core Profiles Core(コア) コアは、メタモデルの定義に使われる。 Profiles(プロファイル) プロファイルは、メタモ…

MDA(Model Driven Architecture)

MDA(Model Driven Architecture) MDAに関連のあるOMGの標準規格には以下のようなものがある。 UML(Unified Modeling Language) XMI(XML Metadata Interchange) CORBA(Common Object Request Broker Architecture)

ダイアグラムの交換

ダイアグラムの交換 UML1.xでは、特定のUMLツールで作成したものを交換しようとすると、グラフィカルな情報が正しく伝わらない、ということがあったが、UML2.0では、このグラフィカルな情報の交換も可能となるような方法が規定された。

Summary

Summary Information Flow Daiagramsは、Miscellaneous Advanced Constructs and Diagramming(補助構成要素)に含まれるもので、エンティティ間で行われる情報交換に焦点を合わせたものである。AuxiliaryConstructsパッケージの下位パッケージである。Infor…

Information Flow

Information Flow(情報の流れ) 1つ以上の情報が,ソースからターゲットへ流れること。情報の流れは、情報項目をソースからターゲットに送信する、ある種の情報チャネルを必要とする。情報チャネルは、コネクタ、リンク、関連、あるいは依存関係によって表現…

Information Item

InformationItem(情報項目) オブジェクト間で交換可能な、あらゆる種類の情報を抽象化したものである。 したがって、直接インスタンス化することはできない。情報の流れの詳細よりも、全体のイメージを掴むためのモデリングに利用される。詳細を記述しない…

Summary

Summary Modelsは、Miscellaneous Advanced Constructs and Diagramming(補助構成要素)に含まれるもので、物理システムのビューを捉えるものである。これは、AuxiliaryConstructsパッケージの下位パッケージである。

Model

Model an abstracted view of a physical system (AuxiliaryConstructs::Models (Fig. 419)) 仕様書ver 図No ページ数 セクションNo ページ数 03-08-02 Fig419 P535 --- --- 翻訳版 図17.8 P756 Sec 17.3.1 P756 これは、パッケージを特化したもので、ある目…

Summary

Summary Templatesパッケージは、Miscellaneous Advanced Constructs and Diagramming(補助構成要素)に含まれるもので、分類子、パッケージ、操作をテンプレートパラメータによって、パラメータ化する方法を規定する。これも、Information FlowsやModels同…

TemplateableElement(テンプレート化可能要素)

TemplateableElement(テンプレート化可能要素) これは、随意的(思いのまま。束縛や制限を受けないこと)にテンプレートとすることができ,他のテンプレートにバインドすることができる要素である。これは、仮テンプレートパラメータを規定するテンプレート…

TemplateBinding(テンプレートバインディング)

TemplateBinding(テンプレートバインディング) これは、テンプレート化可能要素とテンプレートの関係を表す。テンプレートバインディングは、テンプレートの仮パラメータを実パラメータへ置き換えることを規定する。関係は、テンプレート化可能要素から、…

TemplateSignature(テンプレートシグニチャ)

TemplateSignature(テンプレートシグニチャ) これは、テンプレートの仮テンプレートパラメータの集合をまとめたものである。これは、テンプレート化可能要素に所有され、このテンプレートをバインドするためのシグニチャを定義する、1つ以上のテンプレート…

ParameterableElement(パラメータ化可能要素)

ParameterableElement(パラメータ化可能要素) これは、テンプレートの仮テンプレートパラメータとして、もしくは、テンプレートに対するバインディングにおける実パラメータとして指定されることのある要素である。これは、抽象クラスである。 仕様書ver …

TemplateParameter(テンプレートパラメータ)

TemplateParameter(テンプレートパラメータ) これは、パラメータ化可能要素を、仮テンプレートパラメータとして公開する。 仕様書ver 図No ページ数 セクションNo ページ数 03-08-02 Fig427 P542 --- --- 翻訳版 図17.16 P762 Sec 17.5.4 P768 属性 なし …

Protocol State Machine (Fig. 356)

Protocol State Machine (Fig. 356) 振る舞いステートマシンが、オブジェクトなどのイベントに対する遷移を表すのに対し、プロトコルステートマシンは、ある分類子のコンテクスト内における操作の呼び出しや,その呼び出しのための条件,そして,それらによる分…

Interface(インタフェース)

Interface(インタフェース) Interfaceを特化して、プロトコルステートマシンへの関連が付加されたインタフェースである。 この特化されたインタフェースは、通常のインタフェースの機能に加えて,操作の順序や,受信するイベントの順序,さらに,それらへの事…

Port(ポート)

Port(ポート) ポートを特化して、プロトコルステートマシンへの関連が付加されたポートである。 仕様書ver 図No ページ数 セクションNo ページ数 03-08-02 Fig356 P458 --- --- 翻訳版 図15.5 P683 Sec 15.3.4 P688 属性 なし 関連 protocol ProtocolState…

ProtocolConformance(プロトコル適合性)

ProtocolConformance(プロトコル適合性) プロトコルステートマシンは、より明確なプロトコルステートマシン、もしくは、振る舞いステートマシンによって、再定義される可能性がある。 仕様書ver 図No ページ数 セクションNo ページ数 03-08-02 Fig356 P458…

ProtocolTransition(プロトコル遷移)

ProtocolTransition(プロトコル遷移) これは、操作に対する遷移である。 仕様書ver 図No ページ数 セクションNo ページ数 03-08-02 Fig357 P459 --- --- 翻訳版 図15.6 P684 Sec 15.3.7 P691 プロトコルステートマシンの遷移は、次の情報を持っている。 事…

Summary

Summary Deploymentパッケージは、ソフトウェア成果物をノードへどのように割り当てるかを表す目的で使われる。 ノードは、コミュニケーションパスを使って互いに接続される。以下の3種類がある。 成果物(Artifacts) ノード(Node) コンポーネント配置 こ…

Deployment(配置)

Deployment(配置) 1つ以上の成果物もしくは成果物インスタンスの、配置ターゲットへの配置である。 オプションとして、配置指定によってパラメータ化することができる。 これはDependencyを特化している。 配置指定(DeploymentSpecification)はUML2.0で…

DeploymentSpecification(配置指定)

DeploymentSpecification(配置指定) これは、ノードに配置されるコンポーネント成果物の実行パラメータを指定する。 配置指定を具体化または実装化した成果物は、配置記述子である。 また、配置指定が持つプロパティに対する配置指定のインスタンスは,より…

Summary

Summary Activities::ExtraStructuredActivities (Fig. 194 and 195)このパッケージには次の2つが含まれる。 Exceptions (Fig. 194) Expansion Regions (Fig. 195) 仕様書ver 図No ページ数 セクションNo ページ数 03-08-02 Fig194 P279 --- --- 翻訳版 図 …

ExceptionHandler(例外ハンドラ)

ExceptionHandler(例外ハンドラ) これは、保護ノード実行中に発生した例外をキャッチして処理するハンドラ本体を指定する要素である。 属性 なし 関連 protectedNode ExecutableNode[1..1] 例外ハンドラによって守られている保護ノード。 handlerBody Exec…

ExcutableNode(実行可能ノード)

ExcutableNode(実行可能ノード) これは、実行されるアクティビティノードの抽象クラスである。 例外ハンドラの接続ポイントとして使用される。つまり、ハンドラ本体として使われるということ。 属性 なし 関連 handler ExceptionHandler[0..*] 捕らえられ…

ExpansionRegion(展開領域)

ExpansionRegion(展開領域) これは、入力の集まりの要素(グループ)に応じて、複数回実行する構造化アクティビティ領域である。 入力、および、出力は、ExpansionNode(展開ノード)として、この領域に含まれる。 属性 mode ExpansionKind=iterative この…