ProtocolTransition(プロトコル遷移)

ProtocolTransition(プロトコル遷移)

これは、操作に対する遷移である。

仕様書ver 図No ページ数 セクションNo ページ数
03-08-02 Fig357 P459 --- ---
翻訳版 図15.6 P684 Sec 15.3.7 P691

プロトコルステートマシンの遷移は、次の情報を持っている。

  1. 事前条件(ガード)
  2. トリガ
  3. 事後条件

すべてのプロトコル遷移は、プロステに属する0個、もしくは1個の操作と関連する。

プロトコル遷移は、操作が事前条件を満たしているとき、そのコンテクストのインスタンスのために、トリガを呼び出せることを規定する。

プロトコル遷移は、その終了時に事後条件を満たして、目的とする状態へと遷移できることを規定する。

属性

なし

関連

/referred
Operation[0..*] 操作への参照。事前条件を満たしているとき、呼び出すことができる。
preCondition
Constraint[0..1] 遷移の事前条件である。
postCondition
Constraint[0..1] 遷移の事後条件である。

制約

  1. プロトコル遷移は、必ずプロトコルステートマシンに属している。
  2. プロトコル遷移は、関連動作を持たない。
  3. プロトコル遷移が操作を参照している場合、それは、そのプロトコル遷移の存在するプロトコルステートマシンのコンテクスト分類子(インスタンス)のために利用される。

固有の操作

belongToPSM()
Boolean これは、ある領域がプロトコルステートマシンに属しているかどうかをチェックする。

セマンティクス

効果のない動作
効果のある動作は、決して規定されない。
予期しないイベント受信
よきしないイベントに対して,無視する,拒否する,遅延する(後回し),例外を発生させることができる。アプリケーションはエラーにより停止することができる。

記法

どれでも同じ。

  • [事前条件] イベント/ [事後条件]
  • [事前条件] トリガ/ [事後条件]
  • [事前条件] 操作/ [事後条件]