インポートとアクセス

あるパッケージから他のパッケージを利用する際、通常は利用したいパッケージ内の要素を完全装飾名で指定する必要がある。

そこでUMLでは、別パッケージの要素へのアクセスを容易にする仕組みとして「import」を提供している。
これを利用するとインポートした側のパッケージからインポートしたパッケージの要素を装飾することなく使うことができる。

インポートを示すにはインポートする側から、インポートされる側に向かって破線の矢印を引き、その近くに <>キーワードをつける。

デフォルトでは、インポートする側における、インポートされた要素の可視性はpublicである。
インポートされる要素にprivate可視性を指定したい場合、<>キーワードを使うことができる。
つまり、上の例であれば、インポートする側のパッケージを、更に他のパッケージからインポートした場合、<>, <>の違いにより、利用できる要素に違いがでるということ。