限定子

要素間の関係において、その関係を何らかの値によって索引付けする必要がある場合、UMLではそのようなキー値を表現する手段として限定子(qualifier)が定義されている。

たとえば、会社クラスと社員クラス間の関係において、社員番号という限定子によって会社クラスに属している社員を識別できるようになる。

限定子は、関連とソース要素の間に小さな長方形を置き、その中に限定子の名前(多くの場合、これは属性名になる)を記述する。

上の例の場合、会社クラスに接する長方形を置き、そこに社員番号という限定子名を記述し、その長方形と社員クラスの間に実線でひくことによって関係を示す。

限定子を表現したモデルにおいて、限定子で識別される側の多重度は常に1であることに注意が必要である。