誘導可能性

誘導可能性(navigability)とは、あるクラスからあるクラスへ関連が示されている際、一方からもう一方へ誘導可能なことを明示するための記法である。
誘導可能とは、例えば、あるクラスに対してメッセージを送信可能な関係を表すものである。

関連の両端の矢印を省略した場合、UML1.xでは暗黙的に両方向の誘導可能性があると解釈することができたが、UML2.0ではこのような省略がされている場合、その図からは誘導可能性を読み取ることは不可能であるとされている。
つまり、誘導可能性を省略することは避けるべきである。

また、あるクラスから一方のクラスへ誘導を明示的に禁止することを示すには、誘導不可能な側の関連線の端に小さな×印をつける。