操作

静的操作

UMLで正式に定義されているわけではないが、一般的にはクラス自身が所有する振る舞いを「静的操作」として表現する。表記法は静的属性の表記法と同様に下線を引くことで表す。

例外

操作によって投げられる例外(exception)を、制約と同様の表記法で表現することができる。(ただし、厳密にいうとコレは制約ではない。)普通、例外はエラー発生時に操作から投げられる他のクラスである。つまり、例外を送出する操作を所有するクラスは、例外ク…

クエリ操作

クエリ操作(query operation)とは、操作の実装が、操作を所有しているクラスをいっさい変更しないものを指す。ただし、クエリの結果として更新される内部的なキャッシュ属性を持つことは可能である。 重要な点は、クラスの外部に対してのクラスの状態に変化…

本体条件

本体条件(body condition)は、戻り値を制約するための条件である。本体条件を持つクラスのサブクラスのメソッド(操作の実装)は、本体条件の置換が許可されているため、事前条件と本体条件は区別される。本体条件は、事前条件や事後条件と同様に自然言語やOCL…

事後条件

事後条件(postcondition)は、操作の実行終了時に満たされているべき条件を指定する。

事前条件

事前条件(precondition)は、操作を呼び出す前に満たされているべき条件である。事前条件として指定された条件を、操作の実行開始時にチェックする必要性はない。つまり、事前条件が満たされていない状態では操作の呼び出しは発生しない。また、事前条件は開…

操作の制約

操作には任意の数の制約を関連付けることができる。操作に関する制約は、その操作の実装に義務づけられる契約(contract)を規定する。表記法は通常の制約における表記法に従う。

方向

in パラメータが呼び出し元から渡される。 inout パラメータが呼び出し元から渡され、操作はパラメータを変更してから呼び出し元に返す。 out パラメータは呼び出し元に設定されていない状態で渡され、操作がパラメータを設定してから呼び出し元に返す。 ret…

操作

操作(operation)は、特定の振る舞いの呼び出し方を定義するもので、クラスの機能の1つである。UMLでは振る舞いの呼び出し方の仕様(操作)と、振る舞いの実際の実装(メソッド)とを明確に区別している。操作は次の書式で記述する。可視性 名前 ( パラメータ ) …